WBCや高校野球で導入されるタイブレークとは?メリット・デメリットを分かりやすく解説

こんにちは、甲子園大会、U-18日本代表と熱い戦いを繰り広げた高校球児の方々に感動をありがとうと言いたいですね。

私自身も影響されてか、野球好きの友人と久しぶりに地元の高校野球の試合を観戦に行きました。

熱戦の中、なんともうタイブレーク制が実施されているじゃないですか・・・

春の選抜から導入されるというニュースを最近知ったばかりで、もうこの時期から実施されている事にちょっとビックリしました。

そこで今回は気になったので、タイブレーク制について調べてみました。

参考にしていただけたら、これ幸いです。

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タイブレークとは?

テニス、ソフトボールなどで所定のセットポイント等を達しても勝敗が決しない場合、試合をスムーズに決着できるようにする仕組み(制度)と言われています。

野球では、試合が同点のまま延長戦に突入した場合、事前に設定された回から得点が入りやすい状況で攻撃を始めるルールのことです。

事前に設定された回から得点が入りやすいという事が注意ですね。

2003年から社会人野球の公式大会で実施されています。

この時のルールは延長13回以降で、且つ試合開始から4時間を超えた場合に適用。

14回からの攻撃はワンアウト満塁から試合を行うというルールでした。

2011年からは延長12回以降、試合時間の長短に関係なく適用。

13回からの攻撃はワンアウト満塁から試合を行うというルールに変更されています。

そしてタイブレークが認知されたのが2008年北京オリンピックでの実施ですね。

狙いは時間短縮ということで、国際野球連盟(IBAF)のシーラー会長(当時)は「延長戦は劇的な結果をもたらすが、五輪には向かない。テレビ放送などに適したスポーツであることを示したかった」と説明しています。

出典元:http://www.fbs.co.jp

⚫ 延長戦の11回からはノーアウト1塁、2塁に場面設定して試合を開始。

⚫ 11回はどの打順から始めてもよく、打者の直前の2人が走者となります。

例えば3番打者からの攻撃を選べば、1番打者が2塁走者、2番打者を1塁走者として開始となり12回以降も、その続きの打順で攻撃し、2人の走者を置くというルールでした。

国際野球連盟(IBAF)のタイブレーク制が基準となり2009年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)からタイブレーク制度を導入しています。

2009年は延長13回からタイブレークを適用、前の回(12回)の最後の打者とその前の打者を1・2塁に置き、ノーアウト1塁、2塁から打順を変えずにプレーを開始し決着がつくまで行います。

2013年も2009年のタイブレーク制を適用しています。

そして2017年は延長11回からタイブレーク制を実施、前の回(10回)の最後の打者とその前の打者を1・2塁に置き、ノーアウト1塁、2塁から打順を変えずにプレーを開始し決着がつくまで行います。

という感じでその都度、事前に設定された回から得点が入りやすいという事が変更されています。

そして今回、来年に行われる春の第90回選抜高等学校野球大会からタイブレークを採用することが大きな話題となっていますが、2015年には、春季都道府県・地区ブロック大会に限り、試験的に延長10回から、1アウト満塁の段階からの設定でタイブレークを行うことを決定していました。

2015年の第60回全国高等学校軟式野球選手権大会の準決勝・能代対上田西戦で初めて適用されています。

出典元:https://headlines.yahoo.co.jp

第90回選抜高等学校野球大会では現在検討中ということですが、ノーアウト1塁、2塁から打順を変えずにプレーをする「継続打順制」の運用が濃厚で詳細については11月末の理事会で決定するということです。

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タイブレーク制のメリット・デメリット

タイブレーク制導入に関しては多くの意見が交わされていますね。

メリット・デメリットについてまとめてみました。

メリット

⚫ 試合時間の短縮化。

例えば延長15回までになると3時間を超すゲームが多くなってきます。

WBCのvsオランダの試合では午後7時に始まり終了が12時を回っておりタイブレーク制が実施されていなかったもっと長くなっていましたね。

⚫ 選手、特に投手の負担軽減。

高校野球の特徴として1人のエースが150球程度を投げて完投して次の日も連投という過酷な実態があり野球大国の他の国では100球を超えて投げることは少なくその結果、プロに入ってすぐに肩を壊して選手生命が終わってしまうという例が多々あるということです。

阪神、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツなどで投手として活躍した藪恵壹氏は「そうやって素晴らしい人材を潰してしまったケースが、過去にはたくさんあったのでしょう。高校野球を神聖化するあまり、そこでバーンアウトして(燃え尽きて)しまう選手が多いのは残念。野球界全体の観点で見れば、優れた人材には致命的な故障を避け、上のレベルに進んで長く野球を続けてほしい」と主張しています。

デメリット

⚫ 延長で繰り広げられた数々のドラマは一切無くなる。

1998年夏に横浜高の松坂選手(現ソフトバンク)がPL学園戦で延長17回、250球を1人で投げ抜いたような記憶に残る試合が無くなることを危惧しています。

島根開星高の元野球部監督、野々村直通氏は「選手のほとんどは、仲間のために倒れるまでプレーしたいと思っている。江川や桑田ならまだしも、高校野球はプロ選手を育成するためだけにやっているわけではない。野球を通じてすばらしい経験をするためにやるもので、その先にプロがあるからといって止めさせることはできない。中途半端にやめさせたら、選手は一生後悔する。どうしてもという選手はプロに行きたいのでとあらかじめ申し出てくれればいい」と訴え、過保護な現状になると疑問を呈していました。

データで見ますと、ここ10年の春の選抜大会延長戦は32試合。

延長10回が13試合。

延長11回が7試合。

延長12回が3試合。

延長13回が2試合。

延長14回が1試合。

延長15回が6試合。

15回のうち、再試合は4試合で、この試合で勝った4校はすべて、次戦で負けています。

これを見ますと高野連がタイブレークにした理由がわかります。

投手力が重要な選抜ですから、延長で持ち駒の投手を総動員、当然翌日再試合では不利になることが、数字の上でも明らかでした。

一方、夏の選手権は、42試合。

10回、21試合。

11回、9試合。

12回、13試合。

13回と、15回が1試合ずつ。

半数が10回で決着。95%が12回までに終了しています。

延長13回以上になるのは、10年間で2試合だけですけど、春の選抜でタイブレーク制を導入したら、夏の選手権も当然、タイブレーク制を導入する流れになると思いますね。

私なりのまとめ!

春の選抜からの高校野球界では、タイブレーク制が当たり前になると思います。

選手の負担軽減策としての取り組みですが、その内、球数制限なども設けられるようになり、この流れは、日本のプロ野球にも波及するかもしれないですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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