こんにちは、イングランド代表およびチェルシーの象徴的存在として活躍しましたフランクランパード選手。
抜群のキャプテンシーを擁してチームを統率した姿は今でも多くのファンの目に焼き付いていると思います。
今回はそんなランパード選手についてまとめてみました。
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Contents
プロフィール
本名:フランク ジェームズ ランパード ジュニア
愛称:鉄人 ランプス
生年月日:1978年6月20日
出身地:ロンドン ヘイヴァリング区
身長:184cm
体重:88kg(現役時)
ポジション:MF
利き足:右
【プレースタイル】
- 高い決定率を誇るミドルシュート。
- 長短を問わない正確無比のパス。
- ゲームを組み立てるだけではなく毎年15得点近くを稼ぐ得点力。(チェルシーで通算200ゴール以上を記録)
- 攻撃から守備まで90分間絶え間なく動き続ける運動量。
- フィジカルが強く怪我が少ない。
- パフォーマンスの好不調の波がない。
- 精神的にも強い。
歴代の背番号を調査
26番・18番(ウェストハム:1995-2001)
イングランド代表にも選ばれウェストハムの名DFと言われた父に持ち、ハリー・レドナップ氏が叔父、ジェイミー・レドナップ選手が従兄弟というフットボールの名家の出身でした。
11才でウェストハムに加入、育成機関で英才教育を施され1995-96シーズン、弱冠17才でトップデビューを果たしました。(26番)
West Ham 1995 centenary home shirt with the great Frank Lampard on the back. pic.twitter.com/KG8ZgfWyRr
— shirtminer (@shirtminer) March 18, 2021
ちなみにウェストハムの育成機関はランパード選手を筆頭にリオ・ファーディナンド選手、ジャーメイン・デフォー選手、マイケル・キャリック選手、ジョー・コール選手などイングランドを代表する選手を数多く輩出した名門です。
シーズンを重ねる事に才能を開花させ1997-98シーズンよりレギュラーに定着。(18番)
Club : West Ham United home jersey
Season : 97/98
Player : Frank Lampard
Number : 18#classicfootballshirts #jerseyoriginal #jerseyforum #jerseycollective #englishfootball #jerseyindonesia #jerseyjakarta #jerseywestham #WestHamUnited pic.twitter.com/vAYbqLx9y0— e d g e x i n a (@edgexina) May 17, 2018
6番(スウォンジー:1995-96)
1995年にウェストハムでデビューを飾りますが、試合経験を積むためにスウォンジー・シティに1年間のレンタル移籍となりました。
20 years ago today Frank Lampard made his Swansea City debut http://t.co/pscT5INzXy #Swans #Chelsea #newyorkcity pic.twitter.com/fVdmB5RaES
— SCFC2 (@swansinfo) October 7, 2015
時間が経つにつれて頭角を表し9試合に出場1得点を記録。わずか1年でウェストハムにレンタルバックとなりました。
8番(チェルシー:2001-2014)
2001年5月、叔父であるハリ-・レドナップ監督(当時)の辞任、それに伴い父親のランパードシニアコーチ(当時)の辞任によってチームを去る事を決意。2001-02シーズンよりチェルシーへ移籍しました。
「–そろそろウエストハムから離れる時期だと感じた。リーズから誘いがあって、(既にリーズへ移籍した)ファーディナンドと一緒にCLでプレーするのも悪くないと思っていた。そんな時に、突然、チェルシーから声がかかったのさ」 Numberplus2004より、ランパード一家の物語
— \ (@cfcandcfc) May 26, 2013
移籍後、パフォーマンスは更に磨きがかかりチームをFAカップ決勝に導くなど素晴らしい存在感を示し、2004-05シーズンにはMFながらチーム最多の18得点を記録。50年振りとなるリーグ優勝に大きく貢献しました。
サッカー記者協会主催のプレミア最優秀選手に選出され、また2005年にはバロンドール、FIFA最優秀選手賞共にロナウジーニョに次ぐ第2位の得票数を獲得しました。
2009-10シーズンはMFでのプレミアリーグ史上最多得点となる22得点を挙げ、5年連続でシーズン20得点を記録。4シーズンぶりのプレミアリーグ制覇に貢献しました。
2011-12シーズンはプレミアリーグ通算150得点を記録(ミッドフィルダーではプレミアリーグ史上初)するなど悲願のチャンピオンズリーグ・ビッグイヤーを掲げました。
2013-14シーズン・・・
- プレミアリーグ10季連続2桁得点。
- チェルシー歴代最多得点記録となる通算203得点を達成。
- チャンピオンズリーグ出場100試合を達成。
- UEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。
といった驚異の活躍をしましたが、2014年6月に13年間所属したチェルシーを退団することを発表。
18番(マンチェスターシティ:2014-15)
ニューヨーク・シティと2年契約を結びましたが、MLS(メジャーリーグサッカー)開幕までの半年間(後に1年に延長)、マンチェスターシティへのレンタル移籍を発表。
ランパードのシティ移籍が正式発表http://t.co/fV8ypXiqfz
「素晴らしい機会だ」
マンチェスター・シティは6日、MFフランク・ランパード(36)の加入を正式に発表した。 pic.twitter.com/nLhXksHVOG— キング (@webstyleking) August 6, 2014
貴重なターンオーバー要因として活躍し2015年3月にはプレミアリーグ600試合出場を達成し、シティではトータル38試合8ゴールを記録しています。
またこれまでの活躍が認められ、2015年6月には大英帝国勲章OBEを授与されました。
ちなみに過去には元マンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグス氏や、デイビッド・ベッカム氏もこの称号を手にしています。
8番(ニューヨークシティ:2015-16)
ダビド・ビジャ選手やアンドレア・ピルロ選手といったスター選手が次々に移籍を発表して話題となっていましたニューヨーク・シティでは、2015年シーズンの途中から本格的に稼働すると31試合に出場し15得点をマーク。
ニューヨークシティFCのメンバーヤバイな! ダビド ビジャ、ランパードに加えて、今日、ピルロが合流!
— こん (@kokococo7) July 7, 2015
2016年シーズンは、7月に行われたコロラド・ラピッズ戦ではチーム史上初のハットトリックを記録、19試合に出場し13ゴール3アシストを決めるなどチームの主軸として大活躍しましたが、2016年シーズンの契約満了をもって、ニューヨーク・シティ退団を表明。
2017年2月、現役引退を発表しました。
フランク・ランパード(38)、現役引退。彼をきっかけにチェルシーファンになった人が一体どれだけいただろう。偉大すぎるレジェンド。
【CFC業績】
CL:1回
EL:1回
PL:3回
FA杯:4回
リーグ杯:2回
プレミア年間最優秀選手:1回
チェルシー歴代最多得点記録211樹立 pic.twitter.com/4GNbG15GF1— Terry Komatsu (@terry_komatsu) February 2, 2017
代表での歴代背番号を調査
6番・11番・18番
イングランドU21代表としてもキャプテンとして活躍し1999年10月10日ベルギー戦にてフル代表デビューを果たしました。
2002年ワールドカップの本大会メンバー入りこそ逃したものの、イングランド年間最優秀選手にも選出される実力を見せつけ2004年欧州選手権ではレギュラーとして全試合に出場。
貴重な得点を挙げると共にポールポゼッションの向上、守備にも奮闘しベスト8に大きく貢献しました。
大会ベスト11にも選出されるなど代表において欠かす事の出来ない選手の1人として認められました。
そして今でも話題となります2010年南アフリカワールドカップ決勝トーナメント1回戦の対ドイツ戦です。
1対2の状況でランパード選手のシュートがクロスバーに当たり明らかにゴールラインを越えましたが、ゴール(同点)と認められず1対4で敗戦。
「幻の同点ゴール」「世紀の誤審」と言われ英メディアの憤激を呼び起こしました。
📆 27th June 2010
🏴 Frank Lampard’s “ghost goal” vs Germany ruled out despite being over the line.
📆 27th June 2018
🇩🇪 Germany eliminated from the #WorldCup after a VAR review. pic.twitter.com/5dk5v5FSkf
— SPORF (@Sporf) June 27, 2018
フランク・ランパードの「ゴーストゴール」対ドイツは、ラインを超えているにもかかわらず除外されました。
2018年6月27日
ドイツ国旗ドイツはから排除#WorldCup VARレビュー後
10番
特に10番を付けた試合は印象的で、2011年11月12日に行われましたスペインとの親善試合では2010ワールドカップチャンピオンから先制点を奪う活躍をみせ1対0の勝利に貢献しました。
1999年の初招集から15年、イングランド代表として通算106試合に出場。
ドイツ代表の優勝で幕を閉じた2014ブラジル・ワールドカップを最後に、代表のユニフォームに別れを告げました。
監督としての解任理由も気になる
エバートン
2023年1月23日、成績不振でエバートンの監督を解任されました。
直近8試合は2分6敗と勝ちがなく、19位の降格圏に低迷していました。
【クラブ発表】
エヴァートン、ランパード監督の解任を発表…8戦未勝利で降格圏19位https://t.co/91msujHCvp■編集部より
「昨季はシーズン途中で就任し残留を掴んだランパード監督ですが、現在19位に沈むエヴァートンは、その成績不振を受けて解任を決断しました」— サッカーキング (@SoccerKingJP) January 23, 2023
2022年1月31日、エバートンはフランクランパード氏が新監督に就任したことを発表。(契約期間は2024年6月までの2年半)
2022年1月16日にベニテス前監督の解任を発表したエバートンは、プレミアリーグで20チーム中16位と低迷しているチームを立て直すべくランパード氏を招へいしたということです。
ランパード氏は監督就任に際し、クラブを通じて「エバートンのような規模と伝統のあるクラブの指揮を執ることは私にとって大きな名誉だ」と喜びを語っていました。
エバートンがランパード新監督の就任を正式発表! 2年半契約で合意「伝統あるクラブの指揮を執ることは大きな名誉だ」https://t.co/eF1YYxrpLz#ゲキサカ #海外サッカー
— ゲキサカ (@gekisaka) January 31, 2022
しかし、若手選手を起用して攻撃的なサッカーを掲げますが、就任から9試合で2勝7敗とチームを好転させることが出来ず降格圏に転落。
絶望的な状況ながらもサポーターの猛烈な声援と後押しを受け、終盤のホーム戦で4連勝を飾りなんとか土壇場での残留を勝ち取りました。
ただランパード監督については、ポジショニングやルール作りが細かく設定出来ておらず内容が乏しいと指摘が多くあり、懐疑的な見方をされていましたが、、、懐疑的な見方が正しかったようです。
彼はモチベーターだし、有能な選手を揃えればそれなりの結果も出なくも無いが、所属選手を最適化して能力以上の結果を出す監督としての仕事の質はかなり低いのが現状 エバートン、MLSミネソタに0-4の惨敗…ランパード監督「すべての選手がチームのためにプレーする必要がある」https://t.co/IGHxsMqQJk
— 新約★古今和歌(こきんわか) (@kokinwakasa) July 21, 2022
チェルシー
チェルシーは2021年1月25日、成績不振でランパード監督の解任を発表しました。
昨年夏に積極補強を行いましたが、チームはプレミアリーグで暫定9位(1月25日現在)となっており、さらにリーグ戦直近5試合でわずか1勝と苦しい状況でした。
【公式発表】
チェルシー、ランパード監督解任を決断! オーナー「現状ベストと判断した」https://t.co/1Dyb2CLESz■編集部より
「#チェルシー が、クラブOBで昨シーズンから率いる #フランク・ランパード 監督の解任を発表。昨季はCL出場権を獲得しましたが、今季は不振に苦しんでいました」— サッカーキング (@SoccerKingJP) January 25, 2021
後任にはトーマス・トゥヘル氏が1月27日に就任しました。
🆕公式発表🆕
チェルシー、トゥヘル監督の就任を発表…昨季PSGで国内4冠も12月に解任https://t.co/bfvuz8W4qC🗣️編集部より
「チェルシーは1月25日にクラブレジェンドのランパード監督を解任。後任として、昨年12月にPSGの指揮官を解任されたトーマス・トゥヘル氏を招へいしました」— サッカーキング (@SoccerKingJP) January 26, 2021
ただこういった解任劇にはマスコミもこぞって反応をみせます。
●チャンピオンシップ(2部)で1年しか監督経験がない。
●意見が衝突したダビド・ルイス選手をアーセナルに売却したり態度に問題があるフィカヨ・トモリ選手を先発から外したりと反旗を翻した選手は冷遇する。
●ボールへの寄せが遅く、スペースをカバーするための全力疾走をせず、セカンドボールにも激しくいかない等、選手のヤル気を引き出せていない。
●ビジネス主導のフロントの犠牲。大きなプレッシャーにさらされ事態を好転させる時間がない上で結果がすべて。
●カイ・ハフェルツ選手やティモ・ベルナー選手といった期待の新戦力(巨額補強の戦力)を機能させられなかった。
英紙「サン」が「5つの理由」と題してその要因を分析していました。
ランパード監督は2018年5月31日、ダービー・カウンティFC(2部)の監督に就任しました。
多くの若手選手を登用してリーグ戦を6位で終えて昇格プレーオフの決勝進出まで導いています。
決勝でアストン・ビラに負けてプレミアリーグ昇格を逃しましたが、手腕が評価され2019年7月4日、チェルシー監督に就任。
昨シーズンはFIFAから移籍禁止処分を受けて、新戦力をほとんど獲得できませんでしたが、それでもノルマのリーグ戦4位でフィニッシュと難しいシーズンを乗り越えロマン・アブラモビッチオーナーから高く評価されていたのですが・・・。
追記
2023年4月6日、チェルシーはグレアムポッター前監督の後任としてフランクランパード氏をを今シーズン終了までの暫定監督に据えることを発表しました。
しかしシーズン残り2ヶ月弱でのランパード監督の扱いに懐疑的な声もあります。
シーズンは残り2ヶ月弱、流石にポッター時代のコーチだったブルーノ・サルトール暫定監督と共に歩むことになるかと思われたが、まさかの人事が起こった。フランク・ランパードを呼び戻す発表が行われたのだ。
この人事は果たして正しいのか。https://t.co/bZo6dLcNXf
— フットボールチャンネル⚽️ (@foot_ch) April 8, 2023
フランク ランパード シニア(父親)のプロフィール
Kalo ini foto ayah lampard, Frank Richard George Lampard waktu main di WHU :)) #IGC pic.twitter.com/tTC9zmTR
— Gary Cahill IndoFans (@IndoGaryCahill) December 1, 2012
これがランパードの父親の写真である、WHUでプレーしているフランクリチャードジョージランパード
本名:フランク リチャード ジョージ ランパード
生年月日:1948年9月20日
出身地:ロンドン
ポジション:DF(左サイドバック)
Frank Richard George Lampard , westham united (1967-1985) dan southend united (1985-1986) RT (cont) http://t.co/OO1xPd5Y
— Kenta (@ArqentaFs) April 12, 2012
フランク・リチャード・ジョージ・ランパード、ウェストハム・ユナイテッド(1967-1985)ダン・サウスエンド・ユナイテッド(1985-1986)
1964年にウェストハムユナイテッドのユースチームの試合に出場すると1967年11月にマンチェスターシティ戦でプロデビュー戦を飾りました。
すぐに左サイドバックに定着し、1975年と1980年のFAカップ獲得に大きく貢献しました。
ウェストハムユナイテッド在籍期間、1967年から1985年まで660試合をプレーし、22ゴールを記録。
クラブ史上最も有名な選手の1人と言われています。
1985-86年シーズンにサウスエンドユナイテッドに移籍、33試合に出場し1ゴールを記録しています。
イングランド代表にも選出され23歳未満では4試合。A代表ではユーゴスラビア戦を含む2試合に出場していました。
Happy 70th birthday to the greatest full-back the football world has ever seen, Frank Richard George Lampard.
— Gerard Daly💙💚🇵🇸 (@nohairgel) September 20, 2018
サッカー界がこれまでに見た中で最高のフルバック、フランク・リチャード・ジョージ・ランパードの70歳の誕生日おめでとう。
プライベート
スペイン出身のモデル、エレン・リベスさんと婚約し2008年に関係を解消しましたがその間、長女と次女を儲けています。
ランプスんとこの長女ルナちゃんの横顔に、拭えないランパード家の血が……おたおめ! https://t.co/qB3440ZxT6 pic.twitter.com/50DTcy6TWU
— ジェットストロング (@hehateolive) August 23, 2015
その後、2011年6月にイギリス人テレビ司会者のクリスティン・ブレイクリー さんと婚約し2015年に結婚。2018年に子供(長女)が生まれています。
【幸せニュース👶✨】ランパード監督に3人目の娘が誕生!現在の妻とは1人目https://t.co/Hq60fsOH5I
元婚約者のスペイン人モデル、エレン・リベスさんとの間に2人の娘を授かっていたランパード監督。現在の妻、クリスティンさんにとって初となる娘が誕生した[@clbleakley]#ランパード https://t.co/E6iVJNrWUk
— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) September 21, 2018
私なりのまとめ
昨シーズンはなんとか残留に導きましたが、主力を引き抜かれた今シーズンはどのように立て直していくのか注目されていましたが、一向に上向く兆しがなく残念です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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